2015年3月15日
インプラントの歯の種類にはいくつか種類があります.先の写真の真ん中の2本にはなんだか穴がついている部分ありますね.後の写真の左から2本目はインプラントですが,穴はありません.どちらが良いかはその都度相談して決めています.これは,つける方式の違いで「ネジ止め」するか「セメント」でつけるか?の違いです.外れるということが,良い場合と,外れてしまうのが不利益の時と,ものは見方によってまったく違った感情をもたらします.インプラントをしたところが,最近なんだか変・・・って時,何か炎症がないか,つけた歯をちょっと外してチェックして洗浄したらよくなった,というときと,出先で食事中にフランスパンをかじったら歯がとれちゃいましたというのではまったく感情が違いますよね.だから,難しい.とれて欲しいときにはとれず,とれて欲しくないときにとれるが,往々でして歯科医なかせ・・・・.しかし,長期的なこと考えると,外したいときに外せて,ちょっとした破折などは再修理できるのでネジのほうが安心って言うのは,患者様思いの歯科医としては思うのです.患者様は,高額な治療費がかかっても,もとあった歯よりも美しい,パーフェクトな審美を求める方もいらっしゃるので,スクリューの穴はいやという方も・・・.どちらにも一長一短あり,選択はとても「哲学的」でさえあります.
コスト中心で考えると,この写真はいずれも専門的に見てコスト高なんですが・・・・,巷間でやすかろ・・・って設計のインプラントの歯を見ることはありますが,当院は,ケースに応じて最良の方法を選択するようにしています.疑問があれば遠慮せず聞いてください.
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